• 077-583-3330

大腸カメラ検査

大腸カメラ検査

大腸カメラとは

大腸カメラ検査画像

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、先端に高性能のカメラがついた電子スコープを肛門から挿入して、大腸と小腸の一部を観察する検査です。この検査は、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患の有無などをみつけるために有用な検査です。

大腸がんについて

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」によると、2018年の大腸がんの罹患数(新たに大腸がんになった人の数)は、男性では3位(8万6,414人)、女性では2位(6万5,840人)であり、男女合わせると胃がんを抜いて1位になっています。大腸がんの初期では自覚症状が見られない場合も多く、早期発見・早期治療のためにも、当院では定期的に内視鏡検査を受けていただくことをお勧めしています。

大腸カメラ検査画像

下記のような症状のある方は大腸カメラをお勧めします

  • 血便
  • 健康診断や人間ドックなどで便潜血反応が陽性となった
  • 貧血症状が続いている
  • 便秘や下痢を繰り返している
  • 腹部に違和感や痛みがある
  • 便が細くなった
  • 過去に大腸ポリープを切除したことがある
  • 血縁者に大腸がんを患った方がいる
  • 40歳以上で大腸カメラを受けたことがない など

当院の大腸内視鏡検査の特徴

  • ご希望の方には、鎮静剤を静脈注射してから検査を行うことも出来ますので、遠慮無くご相談ください。
  • 大腸への送気に炭酸ガスを使用しますので、検査中のお腹の張りによる苦痛を緩和することができます。
  • 検査中に大腸ポリープが発見され、治療の必要があれば、その場でポリープ切除(日帰り手術)を行います。なお、抗血栓薬内服中の方やポリープの大きさ・形状によっては、当院では切除できないことがあります。その場合は提携病院にご紹介いたします。
  • 当院では女性医師による大腸カメラ(毎週水曜日)に対応しておりますので特に女性の方でご希望の方はお気軽にご相談ください。

大腸内視鏡検査の流れ

大腸内視鏡検査は、検査前に必ず診察を受けていただきます。その際に、検査の流れ、治療、合併症などについて説明をさせていただき、検査日を予約します。大腸の中をよく観察するためには、あらかじめ便をきれいに出すことが大切です。検査3~4日前から消化の良い食事をとっていただき、検査前日から下剤を服用する前処置が必要です。

※便秘症状のある方は、まず検査の前に便秘の治療を受けていただくことがあります。
※前処置の進行具合によって検査の順番が前後することがあります。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

1.検査3~4日前
消化の悪い食物は3~4日前からできるだけ食べないようにしてください。
例)繊維の多い食物(ゴボウ、ニンジン、キノコなど)、海藻類(昆布、わかめ、ひじきなど)、種を含む野菜や果物(トマト、キウイ、イチゴなど)
2.検査前日
前日の夕食は、夕方9時頃までにいつもより少なめにとってください。夕食はおにぎり・うどん・おかゆ・スープなどの低繊維・低脂肪食が望ましいです。お水やお茶は飲んでいただいてかまいません。
アルコールの摂取はお控えください。
眠る前に指示した下剤を内服してください。
3.検査当日
お食事は摂らないでください。
朝7時頃よりお渡しした下剤を指示に従って内服してください。服用から約1時間たつと排便が頻回になりますが、2~3時間ほどすれば落ち着いてきます。気分が悪くなった場合は、すぐに服用を中止して当院までご連絡ください。
サルプレップの飲み方についてはこちら
モビプレップの飲み方はこちら
4.来院後
問診票を確認させていただきます。
排便の状態を確認しながら、検査着に着替えていただき、ご希望の方には鎮静剤を静脈注射してから検査を始めます。
5.検査中
内視鏡を肛門から挿入して、大腸内を観察し、大腸がんや大腸ポリープなどがないか、調べます。大腸ポリープを認めた場合、切除可能であればその場で切除します。(日帰り手術)検査時間は20分~30分程度です。※ポリープが多数認める場合は30分以上かかる場合もあります。
6.検査終了後
少し休んでいただいてから、診察室で内視鏡の写真を見ながら、結果説明をします。ポリープを切除した場合は、2週間後に来院していただき、ポリープの病理結果を説明します。

検査後の注意点について

  • 鎮静剤を使用した場合にはその日は自転車や車などの運転や高所での作業はしないでください。
  • 大腸ポリープを切除した場合には、切除後1週間から10日間は飲酒や消化に悪い食べ物、香辛料を多く含む食べ物(キムチやカレーライスなど)の摂取はさけてください。また激しい運動もさけてください。

※検査後の排便時に少量の血液がつくのは問題ありませんが、血液の塊が出たり、便器が真っ赤になるほどの出血がある場合は当院までご連絡ください。

077-583-3330