リハビリ科・ボツリヌス療法
リハビリテーション科
当院のリハビリテーション
当院では、日常生活の活動能力向上と身体機能の回復・維持を目的に物理療法や運動療法、鍼などを用いて一人一人の患者様に合わせて診療を行っています。
リハビリテーションの種類
① 物理療法
電気刺激、温熱、牽引など物理的な刺激を利用して痛みの緩和や機能回復を図ります。
- 低周波治療器
- 電気刺激を与えることで筋肉の収縮を促し、血液循環させることで痛みの緩和に効果があります。
- 頸椎・腰椎牽引器
- 椎間の隙間を広げることで神経への圧迫を和らげる治療で、手足や胸、腰の痛み、しびれの緩和に効果があります。
- ウォーターベット
- 水圧による優しいマッサージで、血液循環の向上、腰痛や筋肉痛の緩和などに効果があります。
- ホットパック
- 表面から患部を温めることで血行を改善し、筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減を図ります。
② 鍼
疾患や症状に適したつぼ(経穴)に金属の細い針を刺入し、生体に刺激を加えることで身体の不調を改善する、東洋医学のひとつです。針の刺激により筋肉をほぐし、血行や代謝を促進することで痛みやつらい症状を緩和することを目的としております。
担当表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | / | 川那辺 | 鳥居 | 荒毛 | 鳥居 | 荒毛 |
午後 | 川那辺 | / | 川那辺 | / | 川那辺 | / |
※水曜日午前、金曜日午前は鍼対応可能です。
ボツリヌス(ボトックス)療法
痙縮(けいしゅく)
脳卒中や脊髄損傷の後遺症の1つに痙縮があります。痙縮とは筋肉の緊張が増加することで、手の指が握りこまれて開きにくい・肘が曲がったままで伸びない・足がつま先立ちの状態で戻りにくい、などの症状が出現します。痙縮の改善により、着替え・食事・移乗(ベッドから車椅子への乗り移りなど)・歩行などが、行いやすくなる可能性があります。
当院ではボツリヌス療法を手足への痙縮に対して実施しております。
ボツリヌス療法とは
ボツリヌス菌が作りだすタンパク質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を痙縮している筋肉に注射する治療法です。痙縮の低下により、介護負担の軽減や、リハビリテーションが行いやすくなることが期待されます。1度に投与する量や筋肉の部位は、医師と相談の上で決定します。投与する筋肉の数や部位にもよりますが、入室から15分~20分程度で投与は終了します。効果は2~3日目から徐々に現れ、約3~4ヶ月間持続します。その後は、医師と相談しながら、前回の注射から3ヶ月以上間隔をあけて治療を継続していきます。
当院でのボツリヌス療法の進め方
当院では、リハビリテーション科専門医が診察・注射を行うため、事前予約が必要です。日程や時間については、電話にてお問い合わせください。初診時には、既往の脳卒中や脊髄損傷に関して、通院している医師の紹介状を持参してください。痙縮の診察や、日常生活で困難な動作をお聞きし、投与する量や部位を決定します。治療は保険適応ですが、注射の量や自己負担の割合によって費用が異なります。金額の目安についても、初診時に説明させていただきます。
例)治療の流れ
- 事前予約
- 電話にて診察日を決めます。
- 診察
- ボツリヌス療法をうけることが可能かどうか、診察によって判断します。
痙縮の診察や日常生活での困難な動作をお聞きし、投与する量や部位、治療日を決めていきます。 - 初回治療
- 痙縮を起こしている筋肉に注射を行います。
必要に応じて関節可動域訓練・指導を行います。 - 診察
- 注射の効果を確認し、次回の注射について相談します。
- 2回目の治療
- 経過観察を経て効果が弱まってきたら、2回目の注射を行います。
以降は経過観察と治療を繰り返します。
〒524-0043 滋賀県守山市二町町41-1
- 院長
- 濱中 暁男
- 副院長
- 濱中 宏光
- 診療内容
- 内科・胃腸科・外科・泌尿器科・肛門科・
整形外科・リハビリテーション科 - アクセス
-
JR栗東駅から車4分 徒歩10分 旧中山道沿い
JR守山駅から車8分 - 駐車場
- 駐車場13台完備
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00 - 12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
17:00 - 19:30 | ● | / | ● | / | ● | ● |
● 副院長 濱中 宏光 ●吉村 美衣 ● 安原 美千子
休診日:火曜午後、木曜午後、日曜・祝日
受付時間:午前8:45~12:00 午後16:45~19:30
土曜日のみ受付時間が16:45~19:00